行列知らずの交通事故相談所: 8.Uターン時の事故
行列知らずの交通事故相談所
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ここにいう転回は、1回の操作で短時間内にこれを完了するUターンを指す。一気に転回はいわゆるスイッチターンも含まれるが、この転回方法は、従来の進行方向の路上を後退した上、逆方向に入るために右折するという複雑な操作を含むものであるから、事故の状況に応じて後退や道路外出入庫の基準を参考にして個別に検討するのが妥当である。

転回中の事故(1)



【a/b】基   本 【a】 A 10 : B 90 【b】 A 70 : B 30
修正要素 直進車15km以上の速度違反(2) +10 -10
直進車30km以上の速度違反(2) +20 -20
直進車その他の著しい過失又は重過失(3) + 10~20 - 10~20
転回車合図なし(4) -10 +5
転回危険場所(5) -10 +5
転回禁止場所 -20 +10
転回車その他の著しい過失又は重過失 -10 +10

(1)転回車と直進車とが同じ車線で衝突する場合(図ロの場合)は、一種の進路変更に伴う事故の形態になるが、その基本割合は通常の進路変更に比し、転回の方が直進車の進路をより急激に塞ぐことになるため通常の進路変更による事故よりも転回車の方が高めである。進路変更より転回の方が、運転者としては注意深くしているのが実情である。
(2)直進車に速度違反があると、転回車が転回を開始するについて適切な判断をすることが困難となることから、違反の程度に応じて10~20%の範囲で直進車に不利に修正する。
(3)基本割合において直進車の前方不注視を含んでいることから、完全な脇見運転・居眠り運転・酒酔い運転等がこれに当たる。
(4)合図しないで突然転回を始めた場合である。直進車が転回車の対向車線を走行してくる場合(図イの場合)には、Uターンすることが少なくともその途中から明らかに分かるから、修正値を5%程度にとどめるのが相当な場合があろう。
(5)転回危険場所とは見とおしのきかない道路、交通が頻繁な道路をいう。