行列知らずの交通事故相談所: 9.単車とドアを開けている車との事故
行列知らずの交通事故相談所
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ここにいうドア開放事故とは、停車中の四輪車がドアを開け、四輪車の左又は右側を走行しようとした単車がこれに接触するなどした事故を指す。【図a】は、道路左側に四輪車が停車中にドアを開放した典型的な場合を想定しており、例えば、第2車線又は第3車線に停車中の四輪車がドアを開放したような場合は、単車の運転者が四輪車のドアが開けられることを予測することはより困難であるから、基本割合自体を四輪車に不利に修正して考える必要があろう。



【a】基   本 A 10:B 90
修正要素 夜間 -5  
Bハザードランプ等合図なし(2) -5  
B直前ドア開放 -10  
Bドア開放を予測させる事情あり(3) +10  
A15km以上の速度違反 +10  
A30km以上の速度違反 +20  
Aその他の著しい過失又は重過失(4) + 10~20  

(1)基本割合は、単車にある程度の前方不注視があることを前提としている。また、本件事故態様においては、四輪車の運転手の後方確認不十分の過失が大きく、基本割合が高いため、四輪車の著しい過失又は重過失による修正要素は設けていない。
(2)左折の方向指示器を出して停車している場合も合図がある場合に含めてよい。
(3)タクシーが合図を出して停止した直後の場合、又は、トランクが開いているなど、降車・乗車が予想されるような場合である。
(4)脇見運転等のような著しい前方不注視の場合、四輪車の左側の間隔が狭く、通常そこを通行することが予測しにくいような状態であるのに無理に走行した場合、酒気帯び又は酒酔い運転等の場合が考えられる。